運営者「しーげる🐧」について

はじめまして! しーげる🐧です。

はじめまして、運営者の「しーげる🐧」と申します。 当ブログ『増配株のミライ』へ、ようこそお越しくださいました!

このブログは、10年以上の試行錯誤(システムトレードやネットネット株投資)を経て、インフレ・円安時代を乗り切る『連続増配株投資』にたどり着いた運営者が、リアルな実践記とポートフォリオを公開するブログです。

この「しーげる」という名前は、かの有名な『株式投資の未来』を書いたジェレミー・シーゲル教授からお借りしています。

実は、私が投資の世界に足を踏み入れた2011年、このころにシーゲル教授の『株式投資の未来』(日経BP社・2005年)に出会い、「配当ってすごい!」と強く共感していました。

…とはいえ、その哲学を「実践」できるようになるまでには、実に10年以上にわたる、ながーい試行錯誤の「旅」が必要だったんです。

このページでは、どんな遠回りをして(笑)、このブログを立ち上げるに至ったのか、その「物語」にお付き合いください。

このブログがおすすめな人
  • インフレや円安に不安を感じ、具体的な対策を探している人
  • 短期売買やシストレに限界を感じている人
  • シーゲル教授の『株式投資の未来』を「実践」でどう活かすか知りたい人
  • IB証券を使ったグローバル投資に興味がある人

しーげる🐧の投資遍歴(2011年〜)

1. デビュー戦「みずほ株」は微益撤退(2011年)

投資をスタートしたのは2011年。 右も左もわからないまま、最初に買ったのがみずほ(みずほフィナンシャルグループ)株でした。 ビギナーズラックはありませんでしたが、幸いにも微益で撤退することができました。「なんとなく」の売買でも多少の利益は得られたものの、当時は東日本大震災による暴落が記憶に新しく、これでは「危うい」と感じたのです。

しーげる🐧
しーげる🐧

このままじゃ危うい!

「感情」や「なんとなく」ではなく、「明確なルール」が必要だと悟ったきっかけとなりました。

2. 「システムトレード」への没頭と「壁」(2012年〜)

「感情がダメなら、ルールで戦おう!」 そう考えた私は、2012年頃から「システムトレード(シストレ)」の世界に没頭します。

当時は、有名なシストレソフト「イザナミ」を使いこなし、多くの時間を費やして「最強のルール」を探し、過去データで検証(バックテスト)を繰り返す日々を送りました。

この経験は、私に「客観的なデータに基づいて投資する」という、一番大事な「骨格」を作ってくれました。シストレでも多少の利益を得ることはできましたが、やがてその「壁」にぶつかります。

市場の環境が変わると、過去に有効だったはずのルールが機能しなくなり、だんだんと利益が得られなくなっていったのです。私は、より普遍的で、市場の変化に耐えうる「堅牢性(けいろうせい)」のある投資手法を模索し始めました。

しーげる🐧
しーげる🐧

市場環境が変わると勝てない・・・

3. 「ネットネット株」という堅牢な「砦」(2019年〜)

もっと堅牢な投資法を求め、たどり着いたのが、バリュー投資のレジェンド、ベンジャミン・グレアム先生の教えでした。

その究極の形が「ネットネット株」。 「会社が今すぐ解散しても、これだけの資産(現金)が残る」という「解散価値」に注目する、超ディフェンシブな手法です。

「これだ!これならイザナミのルールより遥かに堅牢だ!」

私はこのグレアム流に傾倒し、2019年頃から本格的に実践。 その研究記録を、以前のブログ『ネットネット株の未来』やXで発信してきました。この手法でも、ありがたいことに利益を積み重ねることができました。


なぜ、私は再び「進化」を選んだのか?

ネットネット株から、連続増配株へ

「ネットネット株」は、企業の「資産」という点では最強クラスに堅牢な「砦」でした。 …しかし、2020年代に入り、世界中を襲った「インフレ」と、それに伴う「円安」というマクロ環境の変化が、私の「問い」を呼び起こしました。

しーげる🐧
しーげる🐧

「あれ…? 私の『ネットネット株』という『砦』は、このマクロ環境の変化にちょっと弱くないか?」

「ネットネット株」の多くは、日本円の「現金」や「債券」などの流動資産を大量に持つ日本企業です。 でも、「インフレ」は、その「現金」の価値をじわじわと溶かしていきます。 そして「円安」は、その「日本円の資産」の価値を、世界(ドル)基準で見たときに、どんどん目減りさせていきます。

「堅牢な砦」だと思っていたのに、外堀が静かに埋め立てられていくような感覚でした。 (もちろん、ネットネット株投資がダメになったわけではなく、今でも素晴らしい手法だと思っています。ただ、それ「だけ」では、今の時代のリスクに対応しきれないのでは?と感じたのです)

投資家として、原点への「回帰」

この「インフレ」と「円安」という、誰もが直面する課題から資産を守る「解」はなにか?

…答えは、灯台下暗し。 私が2011年に、一番最初に手に取っていた、あのジェレミー・シーゲルの『株式投資の未来』にすべて書かれていました。

シーゲル教授は、歴史的データから「投資家の思い込み」を痛烈に批判します。 多くの投資家は、IBMのような「派手なハイテク成長企業」こそが最高のリターンをもたらすと信じ込んでいます。シーゲル教授はこれを「成長の罠(Growth Trap)」と呼びました。

シーゲル教授が発見した「真実」は、その真逆でした。

(シーゲル教授の主張 – 要約) 1950年から2003年の間、最も高いリターンをもたらしたのは、ハイテクのIBMではない。 一見「退屈な(Boring)」石油会社、スタンダード・オイル(後のエクソンモービル)だった。 なぜなら、投資家が得るリターンの源泉の実に97%は、株価の値上がり(3%)ではなく、「受け取った配ado金を、再び株に投資(配D当再投資)する」ことから生まれていたからだ。

「成長」ではなく「配当」こそが富の源泉だったのです。

このシーゲル教授の言葉は、私の「悩み」に対する「解」でした。

  • インフレに強い: 「連続増配株」は、インフレに合わせて製品価格を「値上げ」できる、超強力な「稼ぐ力」を持つ企業群です。
  • 円安に強い: その多くはコカ・コーラやP&G、ネスレのような、世界中で稼ぎまくるグローバル企業(🇺🇸🇨🇭🇬🇧🇫🇷など)。ドルやスイスフランで稼ぐことができます。

「資産価値(グレAム)」から「稼ぐ力(シーゲル)」へ。 これは私にとって「転換」であると同時に、10年以上の遠回りをした末に、自分の「実践」がようやく「理論」に追いついた、投資家としての「回帰」でもあったのです。


『増配株のミライ』の方針

このブログは、シストレの「ルール」、グレアム流の「資産価値」、そしてシーゲル流の「稼ぐ力」… 私が10年かけて遠回りしてきた知見を、すべて詰め込んだ「実践の場」です。

  1. しーげる🐧の実践記: 私が実際に投資している国内外の連続増配株ポートフォリオや、「なぜこの銘柄を選んだのか?」という分析を、ガチで公開します。
  2. 「IB証券」活用術: 「なぜ私が『特定口座』の便利さを捨ててまで、プロが使うIB証券を選ぶのか?」 「NISAは?」「確定申告は?」といった、一歩先を行くリアルな情報をお届けします。

このブログが、皆さんの投資の旅路において、何かしらの「気づき」や「ミライ」へのヒントとなれば、これほど嬉しいことはありません。

どうぞ、末永くお付き合いください!

運営者: しーげる🐧 X(旧Twitter)日々の投資判断や、ブログの更新情報はX(旧Twitter)で発信しています。投資仲間として、ぜひお気軽にフォローしてください!